相続した土地の売却でかかる税金は?税金がいくらかかるかも解説
2025.01.08
相続した土地や物件の売却では税金がかかります。
土地売却でせっかくまとまった売却金が入ってきても、税金額が高いと利益が少なくなってしまいます。
税金は不動産売却の満足度、最終的な利益を左右する重要なポイントだと言えるでしょう。
この記事では土地売却・駐車場経営・土地運用のプロが、土地売却における税金について解説します。
税金がいくらかかるか把握する方法も併せて解説します。
■相続した土地の売却でかかる税金とは?
相続した土地を売却するときにかかる代表的な税金は3種類です。
1.印紙税
印紙税は文書にかかる税金です。
印紙税は相続した土地の売却契約書などにかかります。
2.登録免許税
登録免許税とは登記手続きの際に納付する税金のことです。
相続した土地の売却では、土地の名義が被相続人から相続人へ、相続人(売主)から買主へと変わります。
土地の名義を書き換える際に登録免許税がかかります。
また、名義変更以外に必要な登記があれば、その登記を申請する際にも登録免許税の納付が必要です。
3.譲渡所得税
譲渡所得税とは、相続した土地の売却で出て利益にかかる所得税や住民税などのことです。
譲渡所得税の特徴は、土地売却をして「課税されるケース」と「税金がかからないケース」があるという点です。
譲渡所得税は土地売却の利益に対する課税なので、利益が出ていなければ課税されません。
相続した土地を売って利益が出ている場合は課税されるケースで、利益が出ていない場合(マイナスやゼロになる場合)は税金がかからないケースです。
■相続した土地の売却で税金はいくらかかる?
相続した土地の売却でかかる印紙税や登録免許税、譲渡所得税を把握する方法は次の通りです。
1.印紙税の税金額はいくら?
土地売却における印紙税の税金額は、土地の売却金額によって変わってきます。
印紙税の税額は税務署のホームページで確認できる他、専門業者に尋ねると教えてくれます。
https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/taxanswer/inshi/7140.htm
https://www.nta.go.jp/publication/pamph/inshi/pdf/zeigaku_ichiran_r0204.pdf
2.登録免許税の税金額はいくら?
登録免許税は登記の内容によって異なります。
土地の売却の際にどのような登記をするかによって税金額がかなり違いますので、注意してください。
なお、土地などの不動産売却でよく申請されるのは、相続登記や所有権移転の名義変更、抵当権抹消などです。
登録免許税の税金額については国税庁や法務局のホームページが参考になる他、司法書士に尋ねても教えてくれます。
https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/taxanswer/inshi/7191.htm
https://houmukyoku.moj.go.jp/homu/content/001325692.pdf
https://houmukyoku.moj.go.jp/homu/content/001325693.pdf
3.譲渡所得税の税金額はいくら?
譲渡所得税は利益が大きくなると税金額も大きくなります。
土地売却時の譲渡所得税は次の計算式で算出可能です。
土地売却の価格-取得費-譲渡費用=利益(土地の譲渡所得)
土地の譲渡所得×税率
まずは土地売却の利益(譲渡所得)を算出し、計算で出した利益に税率をかけるという流れです。
■最後に
相続した土地の税金で特に注意したいのは譲渡所得税です。
相続した土地を高く売ればその分だけ利益は大きくなります。
利益が大きくなると税金の額も大きくなるため、「手元に残った利益が税金でかなり少なくなってしまった」とがっかりしやすくなってしまうのです。
税金について考えながら土地売却を進める必要があると言えるでしょう。
当社は札幌の土地に特化した専門業者です。
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